かたちを作るブログ

- 頭の中を形にするdaronaの日記 -

クィア

どきどきカムアウト

2021年12月、初めてリアルな友人にカムアウトをしました。 新鮮な体験だったので、その話を書きます。 私が初めてカムアウトした子は高校の同級生で、とても気の合う人です。 ずっと支えられてきたし、このことを知っててほしい人だったので、言おうと決心し…

いまなら分かる

小学生くらいのときからボヤ〜っと感じていたことなんですけど、なんとなく思い出したので書いてみます。 小学生の時にやっていた習い事は武道でした。 そのクラブにはほとんど女の人はいなくて、8割〜9割くらいが男の子でした。 その中に同級生のSくんとい…

とってもよかったキングコング・セオリー

いま『キングコング・セオリー』というエッセイを読んでいます。 〈常に自分自身でありすぎる女〉として──はみ出し者のためのマニフェスト『キングコング・セオリー』|相川千尋|かしわもち 柏書房のwebマガジン|note なぜかというと、燃ゆる女の肖像に出…

サンドラ・L ・ベム 『ジェンダーのレンズ』 一周目感想

「ジェンダーのレンズ」という本を読み終わったので感想を書きます。 これはサンドラ・L・ベムが書いた本で、彼女は両性具有と性別の研究で知られています。 「彼女の研究はアメリカの女性にとってより平等な雇用機会に直接つながりました。」 とwikipediaに…

燃ゆる女の肖像の感想じゃなくなっちゃった ※2/5編集追記

燃ゆる女の肖像の感想を書こうと思っていましたが、感想というよりも、自分に対する気づきの話になりました。 女性のまなざし 画家のマリアンヌ役であるノエミ・メルランさんは 「Female Gaze=女性のまなざしによる映画という新たなコンセプトを意識するよ…

燃ゆる女の肖像 感想その2 音と演技

それでは第二回目です。 まずは音に関してまとめようと思います。 (※内容に触れるので、まだ観ていないかたは注意です。) 音 燃ゆる女の肖像では、音楽がとても大事です。18世紀は音楽が簡単に聞ける時代ではなかったため、主役たちが音楽に触れる機会は3…

燃ゆる女の肖像 感想その1

燃ゆる女の肖像の感想を書きます。 ※内容に触れるので、まだ観ていないかたは注意です。 (記憶がおぼろげな部分もあるのでご了承ください。) ーーーーーーーーーーー 温かさ 映画の後半で、二人の熱いやりとりがたくさんありました。 それを観て感じたのは…

『ぼくが小さなプライドパレード』感想

こんにちは。 今日はスウェーデンのLGBT+ についてよくわかる本『ぼくが小さなプライドパレード』を読んで、個人的に印象に残ったところを2つに分けて書いていきます。 www.amazon.co.jp この本は、スウェーデンに住むソフィア・ヤンベリさんが書きました。…

アセクシュアル(アセクシャル)への誤解がありました

自分は10代の頃から、映画に出てくる性的なシーンが苦手でした。 特にベッドシーンが出てくるものは、半分くらいの割合で見続けられない気持ちになります。 でもその気持ちは、友人や家族と見ているから恥ずかしいのかな、 今はまだ若いから受け入れられない…

ふたりぱぱの一言

最近ふたりぱぱのYoutubeを見たり、ブログを読んでいます。 ふたりぱぱとは、スウェーデンに暮らすパパ×パパ×息子くんの3人家族のことです。 youtu.be 日本人のみつパッパ(パパ)と、 スウェーデン人のリカパッパ、 そして息子くんの3人。 スウェーデンで…

涙出ながら話した2時間【Disclosure】

昨日「Disclosure(トランスジェンダーとハリウッド)」というドキュメンタリーを見ました。 見たあと、親と2時間くらい話し合っていろんなことが分かったので書いてみます。 www.netflix.com 内容はこうです 内容は、こんな感じです。 トランスジェンダーが…

「わたしに無害なひと」感想

ずっと「わたしに無害なひと」の感想を書こうとは思っていました。思ってはいたものの、行動に移すまでに少し時間がかかりました。 おそらくこの小説に書かれていることの素晴らしさを伝える自信がないからだと思います。 でも、とりあえず、書いてみます。 …

「わたしに無害なひと」

今、「わたしに無害なひと」を読んでいます。どうしても読みたくて、一年ぶりに新書を書いました。 今のところ、短編を3つ読みました。2つで泣きました。 作者であるチェ・ウニョンさんはすごいです。どうして、言葉だけでこんな表現ができるのでしょうか。 …